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2011年03月30日

現在進行形の震災について(2)

前回に引き続き通常連載を中断させていただきます。

・3月11日の本震発振以来20日近くが経過しても、事態が収束に向かっている様子はまったくありません。東日本地区の皆様は、甚大な被害を被った東北地方太平洋岸以外にお住まいの方々でも、実感を以て“非日常的な日常”生活を送られていることと思います。

・以前連載していました『AEDのある風景』のNO.31(2009年3月26日)で、当時聴講した講演について触れています。演題は『リスクマネジメントのための失敗学』。今回の震災で記憶が蘇ってきました・・・その講演における「想定外を想定内に引っ張り込む」というフレーズ。

・本来、国家レベルで持てる力のすべてを注いで対応すべき地震・津波災害への対応力が、原発被害の影響で大きく削がれています。
 1999年7月、敦賀原発2号機の一次冷却水漏れ事故でも大騒ぎになりました。福島第一原発のあの惨状を見せておいて、大丈夫だから安心しろって・・・誰が納得するのか?
 放射線と放射性物質との話しをごちゃ混ぜにしたような報道への不信感と共に、『直ちに影響なし』一辺倒の論調にはとても危険なモノを感じます。

失敗学会

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2011年03月15日

現在進行形の震災について

 度々『Free!』の連載が中断しますが、今回は“現在進行形”の震災について触れさせていただきます。被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。

・本震発生時、私は東京(世田谷区)の本社にいました。震度5強と発表されたと思いますが、あれほどの揺れ、周辺ビルの“しなり”、走行中・駐車中のクルマの飛び跳ね方、四方八方から聞こえてくる軋み音を忘れることができません。

・横揺れの感覚から、多分震源地は遠方であり、相当な震度であることは予測できました。震源地、最大震度の情報に触れたときには、アタマの中が真っ白になりました。東北方面には、本当に普段からお世話になっている方々が沢山いらっしゃいます。

・本震のあった当日は結局私自身が帰宅困難者となり、本社で一夜を過ごしました。その一晩でも、繰り返しやってくる余震があり、インターネットラジオを聞きながら、ほとんど睡眠はとれませんでした。翌日、帰宅することができ、地元消防団の緊急招集に応じました(これまで明記することはありませんでしたが、私は横浜市・伊勢佐木消防団に所属しております)。

・過去の地震発生時には、必ず震源地に近いお客様の安否確認、事務所の被害状況確認を励行してま続きを読む

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2011年02月28日

Free!-20

 今回から本来の『Free!』の続きに戻りまして、品質マネジメントの8原則・その1「顧客重視」についてです。
 ここでいう“顧客”とは、事務所にとって既存のお客様&これからお客様になってくれるかも知れない皆様だけではなく、事務所で働くスタッフの方々、提携関係にある他士業の事務所、お取引業者さんなどもすべて包含するものですが、ややこしくなるので普通に“お客さん”にしておきます(ココだけ)。

 「顧客重視」の原則に照らし、自らの事務所の現状はどうですか?そんなことは当たり前で、開業以来、ずぅーっとお客様を大切にしてきた・・・とおっしゃることでしょう。・・・では、お客さんはいま何を欲していますか?どんなことで困っていますか?本当に「毎月来て欲しい」って思ってますか?いまの顧問契約(顧問料含む)には納得・満足していますか?月々提供する試算表、分析表、などの“印刷物”とその説明、本当にどのお客様も必要としていますか?顧客満足じゃなくて、自己満足になっていませんか?
 仮に、いまお客様の声に耳を傾けることが“怖い”と感じることがあるなら、それは完全に赤信号です。士業事務所であっても、お客様あってのご商売(←この言葉自体に違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが)なら、一度“オーダー”を取った方がいいかと思います。では、オーダーの中でも、最も業務改善に即効性のある、優先的に応えるべきオーダーとは何でしょう?→それは間違いなく“クレーム”です。

<<続く>>

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2011年02月15日

ちょっとまとめて研修報告

 「Free!」の連載途中ですが、今回は特別編で研修報告をさせていただきます。いよいよ確定申告時期に突入しましたが、弊社では直前まで代表が各種セミナー講師を務めましたので、一部をご紹介します。

 まずは2月1日、栃木県宇都宮市にて・・・
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 栃木県税理士協同組合の先生方、ご多忙の折大変お世話になりました。
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 (↑)懇親会・フルコースディナーでご満悦の角田代表

 次に、2月4日、石川県金沢市にて・・・
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 雪の影響で開催も心配されましたが、お集まりいただいた先生方、本当に有り難うございました。

 その他、確定申告前の臨戦態勢状態にも関わらず、弊社の研修・セミナーをご聴講いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。



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2011年01月30日

Free!-19

 ・・・で、結局ISOって何をしたらいいの?ということですが、細かくて面倒そうな規格の話しは置いておいて、大体の感じを理解するのに便利な原則があります。それは『品質マネジメントの8原則』といわれるもので、別にISOの認証を受けずとも、皆さんの所属する組織の経営システムがそれら原則に照らして「結構イケてる」のか?「ほど遠い」のか?軽いノリで考えてみるだけでも、マネジメントシステム(この場合はQMS・品質マネジメントシステム)を賢く利用するための第一歩となるでしょう。

 『品質マネジメントの8原則』は以下の通りです。
1.顧客重視
2.リーダーシップ
3.人々の参画
4.プロセスアプローチ
5.マネジメントへのシステムアプローチ
6.継続的改善
7.意思決定への事実に基づくアプローチ
8.供給者との互恵関係

 型通りのお題目を並べただけでも、何だかよく分からなくなってきますネ。これから、1つずつの「・・・で?どういうこと?」を確認していきましょう。

<<続く>>

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2011年01月17日

Free!-18

 今回、経営事項審査の評価(社会性等の評価:W評点)に組み込まれるのはISO9001(品質)とISO14001(環境)であり、ISO27001(情報セキュリティ)は含まれていません。建設業界においても、施主との間で合意される設計・施工上の機密事項のような本来のセキュリティ管理だけではなく、ISO27001に含まれる事業継続管理(BCP・BCM)やコンプライアンスなどの視点はマネジメントに欠くことの出来ない要素だと思いますが、今春の改正では結果的に「品質」と「環境」に絞られたようです。

 こういったビジネス上の“実利”が目の前に示されている場合のISO認証取得・・・公共工事を請け負う建設業者、国際ビジネスの取引条件となっている貿易会社におけるそれと違い、弊社が日頃主にお世話になっている士業業界においては、特にISOの認証状があったからといってそれがダイレクトに顧客拡大や売上増に繋がることはまずありません。
 故に、本来士業業界でISOの認証を受ける姿勢、経営方針自体が自主性という意味合いでも高く評価されるのです。

 ただし、自主的でFree!な取り組みであるはずの士業業界においても、ISO認証〜運用の実態が効果的であるかどうか?現場では、まだまだ改善の余地が多く見受けられます。また、第三者認証を受けないまでも、これら国際標準規格の主旨を理解し組織化推進に役立てようとする動きもまだ少ないといわざるを得ません。

 弊社としては、ISO認証を受けている事務所様とはこれからも現場で直接お話しする機会に多く恵まれますので、この場を借りてお話しする内容としては、どちらかというと「認証を受けるつもりはないけれど・・・」という事務所様向けにFree!なものにしていこうと思います。

<<続く>>

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2010年12月30日

Free!-17

 三大マネジメントシステム規格といわれるものに品質(ISO9001)、環境(ISO14001)、情報セキュリティ(ISO/IEC27001)があります。この内、歴史的にも、実際の第三者認証件数的にも、またその規格の性格的にもISO9001はマネジメントシステムの基本的規格として最も普及しています。そもそも“品質とは何か?”という問題は、業種、業態、業界そして企業(組織)それぞれが考察すべきテーマであり、事細かに外野から押し付けられるべきものではありません。ISO9001は品質管理に必要な骨格のみを国際標準として示しており、運用の自由度を(本来は)意識し易く、その汎用性が故に普及しているものと考えたいですね。
 
 国内の品質マネジメントシステムの業種別認証取得件数は「建設業」がトップでしたが、ここ数年で認証返上が増加し、全体の認証件数も減少傾向に転じさせるほどの影響を与えました。これまで「建設業」では、これまでISO認証が公共工事入札の際の(主観)評価の要素に取り入れられたりしていましたが、来春からは客観評価であるところの経営事項審査そのものに組み込まれることになりました。

 あくまで主観評価の一部として採用されていた時代にも、「建設業」のISO認証とその後の運用実態についてはあまり芳しくない評判がありました。そもそもマネジメントシステム構築の一手段に過ぎないISO認証取得が、営業の為の目的化してしまっていたとすれば、当然の帰結です。経営事項審査の制度改正は既定路線であり、今後の建設業界、ISOのコンサル業界、認証審査業界の対応がこれから注目されることになるでしょう。

<<続く>>

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2010年12月15日

Free!-16

Free!では、これまで謂わば“タダのソフト”を中心に扱ってきましたが、ここで少し違うFree!にシフトしてみたいと思います。“自由!”の方です。

 私達はお仕事としてマネジメントシステム・・・、特にISOをベースとした業務改善支援も行っています。単にISOのコンサルって言えば「認証取得の為の支援業務」が真っ先に頭に浮かびますが、何も第三者認証を取得するコトだけがあるべき姿だとは考えていません。
 勿論ISOの認証取得には様々なメリットがあります(追々触れていきます・・・)。しかし、認証取得とその後の維持があまりにも目的のひとつとして肥大化してしまうと、当然デメリットも顕在化してしまうのが現実です。

 第三者認証を受ける、受けないに関わらず、マネジメントシステムの本質には何ら変わりなく、組織の状況に合わせてISOの知恵を“自由”に活用し、組織運営に役立てることは幾らでも可能です。
 これから暫くの間、組織のマネジメントシステムを考える上で、もっと自由な発想でISOの知恵を活かす為にはどうしたらいいか?これについて、好き勝手(自由!)なコトを書き連ねていこうと思います(結構長くなりそう)。

<<続く>>


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2010年12月01日

Free!-15

 業務処理ソフトで作成した各種ドキュメントをPDF(Portable Document Format)ファイルにする場合、例えばマイクロソフトオフィス2007ならアドインによってダイレクトに変換でき、また以前ご紹介した無償のオフィススイート「OpenOffice.org」なら標準機能でPDF化が可能です。
 今や、単にPDF化するだけなら別途ツールを導入することは少ないのではないでしょうか?

 利用しているオフィススイートがマイクロソフトオフィスXPや同2003などの場合には、これも以前ご紹介したサイト、Vector窓の杜から無償のPDF変換ソフト(変換のみではなく分割・結合など付加機能含め)を入手して使用されていると思います。
 勿論、PDFファイルの内容そのものに様々な加工を施す場合には、有償ツールを利用することになるでしょう。

 何れにしても、PDFは“事実上の標準”を越えて、ISOにも標準規格として承認された“正式な世界標準”です。PC環境に左右されず、作成したドキュメントが流通してもそのまま原本を再現できるファイル形式として、これから更に広く利用されていくでしょう。
 お取引先とのファイル交換では、先方における加工が必要無い場合、PDFファイルで発信することがエチケットと考えるほうが自然です。改行ズレ、図形崩れや文字バケ。これらの修正をお取引先に強いるなんて、避けたいですよね。

<<続く>>
 

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2010年11月16日

Free!-14

 フリーソフトとしてのファイル圧縮・解凍ツール(・・・よく“アーカイバ”っていいますが)では「Lhaplus」や「Lhaca」、「Lhasa32」などが有名で、実際にも広く利用されていると思います。これらソフトの作者の方々には本当に頭が下がります。ただ、こういった有り難いツールを利用する際も、セキュリティの観点から私達は常に最新のバージョンを使用するよう心掛けるべきです。作者の方々の努力を無にしないためにも。
 先月も「Lhasa32」と「Lhaplus」の脆弱性対策済みバージョンが公開されていますので、これらを利用の皆さんには対応をお奨めします。

 もうひとつ今年の話題として、これらツールで利用出来る書庫形式のひとつ<LZH>について、その作者が自らが事実上“利用の中止”を呼び掛けたそうです。国産のファイル圧縮形式として昔から非常に馴染みもあり、大変お世話になった<LZH>ですが、諸々の事情でアンチウィルスソフトが検査をしない可能性があるとかいうお話しです。よって弊社内でも、現在は<ZIP>形式の利用を推奨しています。

 圧縮・解凍ツールは、今のブロードバンド全盛の通信環境では以前より利用機会が減少したかも知れません。しかしこれからも、関係する一連のファイルをひとまとめにして保管、共有、流通、管理するための便利ツール、文字通り『書庫管理ソフト』として永く利用させていただくことと思います。

<<続く>>



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2010年10月30日

Free!-13

 オフィススイート、アンチウィルスソフトに関する「Free!」を取り上げてきましたが、それら以外で事務所の業務利用を考えられる無料ソフトといえば、ファイル圧縮・解凍やPDF化の分野でしょう。画像編集、スケジュール管理、各種エディタやファイルバックアップなどの無料ソフトも利用機会があるかも知れません。・・・が、分野によっては周辺機器を購入した際の付属CDなどでソフトが提供されていることも多く、自ら改めてネット上を探し回る方も少ないでしょう。

 業務上の“ちょっとしたコト”と捉えられがちな作業でも、実は日常的に無くてはならない機能を無料ソフトに頼っていることがあります。そういった「Free!」を探す場合に広く利用されているサイトに、Vector窓の杜があります。
 次回は、これらサイトから入手できる『ファイル圧縮・解凍』ソフトについて考えていきたいと思います。

<<続く>>

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2010年10月15日

Free!-12

 無料アンチウィルスソフトについて、あと一つご紹介を。
 キングソフト社からも“完全無料”を謳ったアンチウィルスソフトがリリースされています。『インターネットセキュリティ2011』というソフトです。いま流行の“クラウド”対応なんだそうですが、何故タダ?
 この場合、無料版を利用する際にはパソコンの画面上に広告が表示されるようになっており、この広告収入が収益源だということです。広告が表示されない有償版といっても、更新料価格として1年版が¥980、無期限版が¥1,980程度です。

 キングソフトといえば、マイクロソフトオフィスとの互換性満足度NO.1!、互換オフィスソフト売り上げ本数第1位!・・・らしい『キングソフトオフィス2010』を販売している会社ですね。このオフィススイートの無償体験版には30日間の利用制限がありますが、有償スタンダード版(ワープロ、表計算、プレゼンテーション)で定価が¥4,890と、御本家の定価に比べると7分の1程度です(ライセンスパックも有り)。
 但しラインナップはスタンダード版までで、データベースなどを加えた上位(?)スイートはありません。一般的な事務仕事の範囲なら十分利用出来るとは思います。

 業務で利用する場合、どうしても“無償”というところに引っ掛かる方も多いでしょう。そういった場合、現実的には「Free!」とはいきませんが「格安!」の選択肢にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

<<続く>>


 

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2010年09月30日

Free!-11

『セキュリティ・エッセンシャルズ』(Microsoft Security Essentials)以外にも、無料アンチウィルスソフトはあります。日本語対応しているもので有名どころといえば、アバスト・ソフトウェア社の『アバスト!フリーアンチウィルス』やエイヴィジー・テクノロジーズ社の『エイヴィジー アンチウィルス フリーエディション』、アヴィラ社の『アヴィラ アンチウィル(ス) パーソナル』などが挙げられます。

 但しこれら(上記3ソフト)は、有償版製品がある上で、機能制限を加えた無償版を提供しているというカタチです。企業の知名度向上や、大規模企業体向けの有償製品販促には有効な手段なのかも知れません。兎に角みんなに使ってもらおう!操作や特徴に“慣れて”もらおう!ということでしょうか?
 実際、アンチウィルスソフト市場では、シマンテック社、マカフィー社、トレンドマイクロ社が大きなシェアを持っています。一握りの有力企業が大きなシェアを持つ市場で活路を見出すには、斬新で大胆な戦略が求められるといえるでしょう。

 利用者として、基本的にはメーカーサポートを受けられない無償アンチウィルスソフトを利用する場合には、自ら各ソフトウェアの特徴を調べ、リスクを認識した上で採用すべきでしょう。「Free!」には厳しさが伴います。ただ、これら無償版は“各種機能”に制限が加わっているだけで、ウィルスやスパイウェアの検出〜駆除に関わる品質は有償版と同様であることは確かです。

<<続く>>

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2010年09月15日

Free!-10

『セキュリティ・エッセンシャルズ』(Microsoft Security Essentials)は、あくまでも一般消費者を対象とした無料アンチウィルスソフトです。ダウンロードはこちらから。

 Windows XP、Windows Vista、Windows 7に対応しています。但し、これらOSの“正規版”でのみ使用可能と謳われており、こういった無償サービスの提供には海賊版OS排除の効果も期待されているのかも知れません。

 対応OSからも分かるとおり、ネットワークOSでは利用出来ません。仮に事務所のPCで『セキュリティ・エッセンシャルズ』を利用する場合にも、各クライアントPCには適用するが、サーバーについては別の有償ソフトをセットするような使い方になると思います。実際、アンチウィルスソフトは、単一ネットワーク上で複数種を使用する施策も考慮すべきだと思います。

 Web上では各種アンチウィルスソフトに対する“勝手な”評価が様々述べられていますが、どれも私見に過ぎず、誰もが納得する客観的で公正な評価を下せるような<神様>などいません。無償であっても、『セキュリティ・エッセンシャルズ』はコンピュータウィルスだけではなくスパイウェアにも対応しており、何よりも“軽い”ことが評価できると思います。
 最近では“重く”なる一方だったアンチウィルスソフトの悪評を受けて、有償ソフトも“軽さ”をアピールする傾向が顕著です。しかし設定の難解さ(様々なPCの利用環境に対し何を標準設定とするかの難しさ)もあり、導入したことにより引き起こされるトラブルも確かに存在します。
 『セキュリティ・エッセンシャルズ』の設定は非常にシンプルにまとめられており、“簡単さ”も評価されるべきだと考えます。

 マイクロソフトのOSによる標準ファイアウォール機能とルーター設定、加えて契約プロバイダのウィルスメール駆除サービスなどと併用し、事務所の情報セキュリティツールとして『セキュリティ・エッセンシャルズ』は十分利用価値があると思います。何と言ってもFree!ですし・・・

<<続く>>



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2010年08月30日

Free!-09

 ウィルス対策ソフトの採用に際しても、沢山の選択肢があります。しかし一般的に最も多いパターンは、新規でPCを購入した際にプリインストールされていた対策ソフトの「60日間」とか「90日間」の試用期間が付属しているモノを、パターンファイル更新の期限切れ前・後に“購入”してしまう流れではないでしょうか?
 確かに、ウイルス対策ソフトなんかどれも同じと思われることも確かで、いちいち検出率などを比較して慎重に採用されることも少ないでしょう。名の知れたソフトなら、まあ良いか・・・(大丈夫だろう)
 通常、年間数千円の更新(継続)料を必要とするソフトがプリインストールされていますが、複数台のPCを利用し続ける環境ではコストも無視できません。元々不心得者が作成する迷惑なプログラムやコードに対し、どうして善良な利用者の個々が費用を負担して対策しなければならないのか?納得いかない内にも、現実は世界中でお金が支払われています。

 OSやアプリケーションを提供した会社から、頻繁に“アップデート”と称した脆弱性パッチが発信されてはいますが、それとは別に、積極的にウィルス自体を検出・除去してくれる“ソフト”を無償で提供してくれる姿勢は無いものでしょうか? → あります!
 次回は、マイクロソフトが提供する無償ウィルス対策ソフト『セキュリティ・エッセンシャルズ』を取り上げてみます。

<<続く>>

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2010年08月15日

Free!-08

 それでは、オフィス・スイートの他にソフトウェア分野で「Free!」に取り上げるべきものは無いでしょうか?身近なものとしては、1ライセンス毎に年間数千円単位の“更新料”が掛かるコンピュータウィルス対策ソフトが挙げられると思います。

 最近では“更新料¥0(無料)”を謳い文句に販売されている対策ソフトもヒットしているようです。ただ、並行して販売されている従来通りの“更新料・年間数千円”を必要とする製品がまだ主流であることも現実です。コンピュータウィルス対策は企業にとって重要な情報セキュリティ管理策であると共に、例え数十台単位であっても、毎年継続的に負担を強いられる“更新料”は切実な問題です。

 「安全」に掛ける費用を闇雲にケチってもまずいとは思いますが、現状を無条件に受け入れる姿勢にも疑問を感じます。最終的に皆様が下す判断はどうあれ、次回からはこのウィルス対策ソフトに関わる「Free!」について考えていきたいと思います。

<<続く>>

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2010年07月30日

Free!-07

 「OpenOffice.org」の、国内における実際の導入状況はどうでしょう?
 以前にもご紹介した<OpenOffice.org 日本語プロジェクト>のサイトには、様々な事例が紹介されています。部分的導入や評価段階のケースも含まれていますが・・・

・会津若松市
・箕面市
・四国中央市
・豊川市
・山形県
・横浜市

などの名前が挙がっています。

 全社レベルでの導入を実施している大手民間企業も紹介されており、やはり効果が大きいコスト削減ターゲットとして、オフィススイートは注目されるべきカテゴリなのだと感じます。

 これまで度々報道された地方公共団体や民間企業の“ソフトウェアライセンス不正使用”発覚。そんな報道の当事者になる位なら、無償オフィススイート採用におけるデメリットを洗い出し、全力でリスク対応を検討していく姿勢の方が余程賢明です。
 現在進行形の評価段階事例については、その評価結果にこれからも注目していきたいと思います。

<<続く>>

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2010年07月15日

Free!-06

 これまで中心に取り上げてきた無料オフィススイート「OpenOffice.org」。これには公式サポートの仕組みがありません。機能について、操作についてどこかに問い合わせをしようと思っても、窓口がない・・・ということです。
 問い合わせ窓口がないソフトって、利用するには勿論不安ですね。書店には操作解説書の類が(種類は少ないけれども)一応置いてあります。しかし実際には、操作はやってみて覚える。機能についてはオンラインヘルプやweb検索で可能な限り調べるという姿勢が求められます。

 でもよく考えてみると、皆さんはこれまで<マイクロソフトオフィスシリーズ>を利用していて、マイクロソフトに操作や機能について問い合わせたことはありますか?恵まれた環境でパソコンを利用し始めた方の中には、初心者の頃にパソコン教室や各種オフィスソフト(オフィススイートを構成している一部)の操作研修などに参加された方もいらっしゃるかも知れません。それでも研修後は、やはり実際に日々のお仕事の中で操作に慣れていったのではないでしょうか?
 ちなみに私などは、相当昔の話しではありますが、自分が操作研修を受けるなどといったステップの前に、実際に「パソコン入門」「OS(DOSやWindows)入門」「各社ワープロソフト」「各社表計算ソフト」から「データベース」まで、あらゆる研修の講師を“やらされていた”クチです。
 今更『誰かに教えてもらおう・・・』なんて思い付きもしない人間にとっては、公式なサポート窓口があっても無くても、関係ない世界ではあります。

<<続く>>

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2010年06月30日

Free!-05

 「OpenOffice.org」が爆発的に普及しない別の理由として、“操作性”という問題もあるでしょう。
 これは、機能ばかりではなく操作性も<マイクロソフトオフィスシリーズ>の最新バージョンに劣る・・・という意味ではありません。単に操作性が違うのです。頻繁に使用する事務処理系のソフトでは、使い慣れたモノとメニューの並びが微妙に違うだけでも非常にストレスを感じるでしょう。職場における日常業務は、習った訳でもなく、実質は“慣れて”こなされていくことが多いと考えられます。特に業務経験の長い担当者にとっては、これまでと微妙に異なる操作性に馴染むことを強いられた場合、それは一時的であれ生産性の低下に繋がるでしょう。

 ただ、これも単なる“慣れ”の問題であるならば、慣れれば解決する単純な問題です。慣れるまでの生産性への影響と、慣れてしまってからの直接的コストへの影響とを天秤に掛けて、無料オフィススイート採用の可否を判断することになります。

 オフィススイートには様々な機能別ソフトウェアが揃っています。これまで使用頻度が高く、新たな操作性に慣れさせるためのコスト・リスクが大きいと判断される分野については、これまで通りのソフトを継続して利用する。これまで、利便性は分かっていても、スタッフ全員分の使用ライセンス取得にはコスト面で躊躇していた分野については、無料オフィススイートを採用してみる・・・。そういった「ハイブリッド方式」も、十分に検討に値すると思います。

<<続く>> 

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2010年06月16日

Free!-04

「OpenOffice.org」の構成を<マイクロソフトオフィスシリーズ>と比べると概ね以下のようになります。

「Writer」←→<Word>
「Calc」←→<Excel>
「Impress」←→<PowerPoint>
「Base」←→<Access>
「Draw」←→<Visio>?<Publisher>?
「Math」←→<数式エディタ>

 なんだ、一通り揃っているじゃない!ということになりますが、なぜ日本国内では爆発的に普及しないのでしょうか?タダなのに。

 それには様々な要因が考えられます。まずは機能です。常に<マイクロソフトオフィスシリーズ>の最新バージョンを利用されているような環境では、明らかに「OpenOffice.org」の最新バージョンを並べると機能は劣ります(実体験上、そう思います)。
 ただ機能とは何か?という問題もあります。利用者に必要とされる機能は、あくまでも利用者の都合、状況によって決まってくるはずです。もし利用者が、最新版の<マイクロソフトオフィスシリーズ>で最新の機能をいち早く使いこなす環境にいらっしゃるようなら、今更機能ダウンに耐えられないとは思います。
 今まで出来ていたことが出来ない・・・これは、辛いでしょう。

 また機能の別の面からは、<マイクロソフトオフィスシリーズ>が、ひとつ一つの機能別アプリとして独立しても販売されているため、利用者が、個々の役割分担の中で完結した使い方に慣れている場合にも違和感が生じるかも知れません。
 (これも私の印象ですが)ある程度手の込んだ作業をしようとすると、「OpenOffice.org」の場合は各機能(アプリ)間の連携作業を前提に進める必要が(比較的早く)出てきます。
 “一揃え”が存在することを前提に役割分担が想定されていると、やはり個々のアプリ毎の機能的充実には不満が生じるのが自然です。
 まあ、これも今までどのような利用の仕方であったか?が大きく関わってくる問題ではあります。

<<続く>> 

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